泊まりは無理ならば日帰りだぜ。鳥取で海鮮丼でも食べようぜと8時頃出発した。7時に出たかったが、トラツバがあったのでそれを見てからにした。奥さんはまさか鳥取に行けるとはと思っていなくてとても喜んでいた。とにかく僕は関西圏を出たかったのよ。2、3時間バクタロウを走らせたかったのよ。そしてなにより夏の山陰の風景を眼にいれたかったし、空気を吸いたかった。目当ての海鮮丼はえらいものでインスタにおしえてもらったものだ。何度も走った道の近くだった。昨年はその近所の銀行とコンビニで売上入金ワークスをしたというね。
慣れた感じで中国道と米子道を突っ走った。兵庫の端っこまでと、そこから米子道までが意外と長い感じがするいつものあのかんじ。今回は米子道の湯原ICで降りて下道を北上した。イメージではすーっと海まで行って左にいくというかんじだったが、山を下りてからが意外と複雑で、一カ所車がすれ違えないレベルの峠を抜けたので焦ってしまった。たまにナビにやられるもんな。それでも予定通り3時間程で食事処・海に到着した。
開店して30分ほどだったが駐車場はパツパツで、尚かつ前の車から助手席の人が慌てて出て来て入店ムーブを見てしまったので、なんかやばーい!となった。なんとか車を止めさせてもらって入店した。店内はとてもにぎわっていた。席があいていたのでよかった。駐車場のサイズよりお店が大きい感じ。ホールの方が複数いて活気のある人気店のオーラにあふれていた。目当てのモサエビが入った鳴石丼を僕とヨウちゃん、奥さんがモサエビ丼、マノちゃんが刺身定食、あと単品でエビフライと焼き魚(鯖)をオーダーした。あっという間に配膳された。これも人気店のスピード感だ。甘いタレがかかったモサエビは甘エビを大きくした感じで甘く食べ応えがあってとても美味しかった。その下の魚の刺身も全部おいしかった。あっという間に胃袋にはいってしまった。さらに僕とヨウちゃんは焼き魚でごはんをたべたくなったのでライス小も追加。大満足なり。またこっちきたら絶対に寄ろう。次回オーダー時にはワサビ追加で。丼にワサビが付いていなかったのだ。食後はこれまた絶対に寄るふろしきまんじゅうの本店へ。近所なんす。買って車内ですぐ4つ程、胃袋にいれた。黒糖と小豆の素朴な美味しさよ。一番好きな饅頭だ。
まんじゅうの後はリニューアルした水木しげる館へ向かったのだが、途中の日吉津のイオンでクレゲをした。これもいつもの旅の風物詩。いつまでクレゲに興じるのやろうかね。今回は残念ながら何も取れなかった。そしていよいよ境港へ行こうと思ったら、マノちゃんが行きたくないとのたまった。一瞬マジかよとなったのだが、落ち着き切り返して大山でソフトクリームを食べようとなった。行く途中で彼女は実は水木しげる館に行きたいということが判明して、わけがわからんとなった。意志の疎通よ。春に行った植田正治写真美術館をながめつつ山を登って到着したみるくの里はなんと休みだった。8月はオール営業って何となく勝手にに思ってたすね。すんまへん。ぱっと切り替えて境港へ向かった。45分ほどタイムロスをしたが、綺麗な大山を眼にいれる事が出来てよかった。春は霞んで拝めなかった。
境港に着くと、水木しげる館より先にお茶したくなったので、橋を渡って島根に入り美保関にある灯台ビュッフェに行く事に。10年位前に初めて島根に来て以来だ。島根に来てはいるが、なかなかタイミングが合わず来る事ができなかった。相変わらずの超絶景カフェ。水平線と青い空、白い雲。有馬富士公園のデトックスゾーン(マノ命名・すっくもゾーン)を遥かに凌駕する風景。アイスコーヒーがおいしいこと限り無し。外に展望台があったで後で向かったのだが、日光がはげしく攻撃してきてとても暑かった。コインを入れて見るお馴染みの双眼鏡があったので子供達は楽しげに交互に見ていた。まだまだ可愛いもんですわ。途中、元気そうな男子4人がやってきた。景色に驚いていたようで、広島、岡山あたりの方言が聞こえてきた。でえれぇというフレーズ。男子4人で日本海でも見に行くかムーブだろうか。僕もハタチあたりにはそんなことをしたので懐かしい。ヨウちゃんもあと5年位したら友達と同じようなことをしているかもしれない。そのあたりでふと、アイフォンの写真庫で昔の美保関を確認してみると、なんと6年前の同じ日に来ていたのが分かった。びっくり。呼ばれたなぁと熱くなった。もちろん同じ場所で撮影したさ。
水木しげる館は完全なるリニューアルってかんじで大きくなっていた。入口ロビーにある大きな直筆の絵が良い感じだった。軽やかに展示を見て回った。本で読んでしっていることもあったが改めて。最後の方は水木さんの言葉がたくさん書かれていたがどれもぐっときてしまった。売店ではガツンと本を沢山買った。記念館見たあとのグルーブで今買わなくてどないすんねんというかんじ。そしてしげるロードは観光客でたくさんだった。何度来ても街の感じと妖怪町興しの感じがナイス。良いよな境港。帰りは蒜山でソフトクリーム補給し、勝央で夜メシを食べた。満たされました。次は来春来るよ山陰に。