Barnshelf バーンシェルフ

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September 14, 2023

食堂よし

火曜。夕方にドラゴンをピックアップして和田山の食堂よしへ。ついにこの日が来てしまったかという感じ。嬉しいけれど終わってしまうぜという旅のあの感じだ。こういう動きをドラゴンとするのは今回で3回目になるのだが全て但馬に行っている。1時間ちょっとの絶妙な距離とナイスな酒場の組み合わせ。時間の都合をつけられる自営業チームならではの動き。三田西から高速に乗り、春日で但馬方面に向かうとあっという間に和田山。途中、国産大型セダンが2台。覆面かと思うやつ。覆面に出会った事とか捕まったようなハナシをドラゴンと色々。お互いの若い時分の話が車内で繰り出されて楽しかった。ドラゴンは四国でスバルの覆面を見たことがあるそうだった。盲点というか。気をつけねば。なんやろね。レガシーかなぁ。和田山インターで降りてホテルにチェックインする前にコンビにで極みを購入した。ペパリーゼの良いやつ。和田山の駅周辺はコンビニが無いのだ。
宿は駅から離れたエリアワンというホテル。駅前には宿がいくつかあるのだが、門限があるので今回は断念した。エリアワンは界隈唯一の門限無しだった。タクシーで向かおうとしたのだが、来るまでに時間がかかるというので歩くことにした。このチェックイン後に酒場へ歩いて向かうムーブがとにかく良い。最高の瞬間だと思う。歩道の無い道を食堂に向かい歩いた。大きな川を渡り、線路を越えると古く味わいのある静かな町並みに入る。駅の方へ淡々と歩くおじさんが2人。宿屋てつやの看板が見えたら到着したようなもの。エリアワンから20分くらいだった。途中にあった横断歩道は普通の時差式なのだが、ボタンを押さないと歩行者信号が変わらなかった。初めてであったな。エリアワンから食堂よしに歩くムーブをする方は信号に注意されたし。

2ヶ月ぶりにやってきた食堂よしは当たり前だが完全にお店になっていた。ボルツのランプと電球、看板、のれんが良い感じ。のれんの上のアールもお店らしいよね。照明と電球はうちを使ってくれたのだが、電球は暗いかも?と思ったが丁度良かった。ほんのりとした良い呑み屋の灯りだ。風情があった。こんばんはと入店。先客は2人。カウンターの中には当たり前だがヨシ君が居た。嬉しさとドキドキがないまぜ。ヨシ君もとても嬉しそうだった。店主とその前にあるドラゴンが手がけた分厚いブラックチェリーのカウンターと編座面のハイチェアーがとても良かった。グレーの無機質な壁の空間に繊細さと柔らかさをもたらしている。L字で7人、詰めたら8人座れるかな。この日は7人編成だったが良い距離感だった。お店のグルーヴを共有してそして呑んで食べて全員で盛り上げていく感じ。

事前に全メニューを食べますと伝えていたので、おまかせで出してもらった。

● 食堂よし 9月12日(火) メニュー一部
お造り 鰆 鱸 甘エビ 白いか
自家製漬物盛り合わせ
自家製豆乳胡麻豆腐
桜えびレンコンさつま揚げ
だし巻きたまご
ローストビーフ無花果ソース
さんま、舞茸、大根菜の土鍋ごはん
などなど

とにかく一杯目の瓶ビール赤星はしびれた。ラベルがまずもって好きだよな。加熱ビールラガーの変わらない安定感のあるウマさよ。ビールとともに出されたコップは数年前に当店で買ってもらい今回お店で本採用されたイタリアの食堂コップだ。あの頃はヨシくんに三田で店を出してもらいたいと言っていたのだけれど。コップは厚みとサイズ感が絶妙だった。日本酒もこれで提供されたのだがとても良かった。万能。格好をつけていないけど素敵感のあるコップというかね。酒と飲み手をしっかりつないでくれる。丈夫で割れる事は無さそう。でも念の為、バーンのストックにはこれを6個ともう1種使ってもらっている薄手のコップもいくつか食堂よし用に置いている。
あと当店からはCANASAの器も取り皿と料理用の小皿も食堂よしに。彼女の器もお店と料理にとても合っていた。安納芋のポテサラが乗っていたのだが、ぴったりだった。なんか可愛かったな。この器があるからこの料理というのが当たり前のことだろうけれど、料理人と器の関係に思いを馳せながら食べて呑むのがとても味わい深かった。CANASAの長嶺さんも食堂よしで器が使われることをとても楽しみにされていた。器達の様子をしっかり確認しましたで。その他、器はこれまでヨシくんが買った民藝ものや作家ものが混ざりカウンターの上に並んでいたがこれも良い風景だった。器はどんどん料理に使われるので後半になるにつれてカウンターがひろくなっていった。

料理は秋茄子の出汁のやつからお造り、揚げ物と順番に進んで行ったが、どれもとてもおいしかった。ドラゴンはプレオープンの時にも食べていたのだが、味が濃くなり良い感じと何度も言っていた。唯一、地物のもずくの天ぷらだけは味が薄かったので正直に薄かったでぇと言ったら驚いていた。すんまへん。酔っぱらいの舌なので。でもまぁもずくのてんぷらというのは色んな場所で食べたが、味の拠り所が無いようなきがする。そういうものかもしれない。食材はその日使う物をその日買いに行くスタイル。北に行ったり、南にいったりするそうだ。カウンターのお客様1回転だけの1回勝負という営業スタイルが良い。
ヨシくんは相変わらずキビキビした気持ちの良い動きで料理をしていた。タニガキの頃より迫力と繊細さが増した感じ。自分のお店で自分が考え料理したものをお客さんに食べてもらって生きていくってほんと素敵やね。うちのヨウタロウにもこの姿を見せてやりたくなった。
あと食堂よしのウリでもある日本酒もおすすめのものを色々呑ませてもらった。ラベルを撮影したらよかったけれど飲み気が勝ってしまいあかんよね。にいだしぜんしゅの濁ったおいしいやつ、田中六五の加水されてすいすいはいったおいしいやつ、日本酒どまんなかの奥丹波のひやおろし、あと日本酒レモンサワーのヨー子のレモンサワーも味に厚みがあってとても美味しかった。日本酒いいなぁ。終盤はあんまり記憶がないのだが、酔っぱらいのおじさんたちはヨシ君が閉店作業を完了する23時半まで見守った感じ。一緒にホテル方向へ帰るつもりだったのだが、ドラゴンがタクシーに乗る〜!と言ったのでお店の前でヨシ君と別れ、僕らは和田山駅前に停まっていたタクシーに飛び乗った。

●食堂よし
地元の食材とお酒のちいさなお店
OPEN : 18:00 – 22:00
兵庫県朝来市和田山町寺谷684-1
TEL : 080-5252-1159
https://www.instagram.com/shokudo_yoshi/

翌朝は5時頃に起床。良いお酒は残らない。ゴレイサンと極み、水分も沢山摂取してのあれだけれど、頭痛も何もなかった。シャワーを浴びてゴロゴロ。7時半頃にドラゴンからあさんぽ連絡があったので2人で歩きに出た。曇った重たい空。北らしい風景だ。三田は瀬戸内気候に属していてパキーンとした晴れが多いのでこういう空もとても味わい深い。ホテルを出て歩いているとすぐに軽の四駆に乗ったおじいさんに道を聞かれてしまった。おれたちアウェイ感が出てなかったかしらね。近づくと印刷されたざっくりした地図を見せ印がしてあるところに行きたいとのこと。何となく分かったので、そこの信号を越えて左ですわと伝えた。水曜一発目の出会い。とりあえず川の方まであるいた。まわりに見える山々にはガスのようなものがかかっていた。ふいにドラゴンが竹田城で雲海みれるんちゃいます?と言った。調べたら雲海の季節に丁度入ったところだった。これは行ってみるしかないぜとホテルに戻り音速チェックアウト。ロビーには手作りの竹田城の案内があった。この景色の場所に行くorこの景色を見ると分かりやすく書かれていた。竹田城に登るよりかは向かいの立雲峡から眺めたほうが手っ取り早そうとなったのでそちらに行く事に。立雲峡は将軍が城から眺めるためだけに桜の木を植えた山だそう。ホテルから15分ほどで到着。駐車場から数分登った第三展望台で竹田城を眺めるとぎりぎり雲がかかって良い感じだった。とても良い物がみれたって感じで2人とも大満足だった。出来ればこれを眺めながらミルで豆挽いてコーヒーを飲みたかったな。ヨシくんとの待ち合わせの時間まではまだあったので、竹田城のふもとをぶらぶら。それから食堂ヨシでヨシくんと合流した。

この日のメインはオークヤードでランチ。営業開始までまだ時間があったので、好きな神鍋の道の駅へいくことに。ヨシくんも野菜が仕入れられるかもしれないと嬉しそうだった。和田山から30分ほど。到着していざ入店しようとしたらなんと臨時休業だった。いやん。どないしようもないのでそのままオークヤードへ向かうことにした。でもこの高原に来れただけで良かったな。スカッとしていて。高原好きなんだわ。ちなみにドラゴンも高原好きっすと言っていた。神鍋を下る時にはヨシくんが小さい頃から通う老舗の和菓子屋さんがあったので、そこでとち餅を購入した。実は道の駅でとち餅を買おうとおもっていたのだった。嬉しい。これから絶対に立ち寄るポイントにしよう。とち餅は独特の風味があって好きだ。とちの実はアクを抜くのに大変だそう。そして縄文時代から食べられていたやつなんやでぇ。とち餅とおじさん3人はそのまままた北近畿道に乗り、播但道を乗り継いでオークヤードに向かった。
オークヤードさんは何度も当店にこられていて、その度に行きますと伝えていたがなかなか行けなかった。今回いよいよで念願かなったかんじ。開店時間丁度だったのだが行列が出来ていた。すごいぜ。1巡目に入る事ができなかったので、どないしょうとなったのだがシブい道の駅で時間をつぶして12時頃入店。おこわ定食と無花果パフェを食べた。定食はおこわと季節の天ぷらがたくさん。どちらもとても美味しかった。店の熟練度がそのまま出ているというか。パワーがあるというか厚みが有るのが定食から出ていて素晴らしかった。出て来るスピードも早かった。プロだぜプロ。そしてパフェもおいしかった。甘さが抑えられていてなんぼでも食べられるかんじ。見た目も綺麗。色んなパフェを目にするが一番綺麗だと思う。嬉しくって撮影したらパフェの向こうには似たような色をしたポケTの男2人が座っていて面白かった。店内男3人組はオレたちだけというのも気持ちが良かった。また今度奥さんと一緒に来なければ。店主のJさんは明るくて、さっぱり凛として素敵な店の空気作っていらっしゃった。帰りがけに挨拶するとまたいきまーすと元気におっしゃった。
満腹のおじさん3人はまた和田山に戻り、食堂よしでヨシくんを降ろし、おじさん2人編成になり三田に戻った。途中、まほろばではイチョウのまな板をおみやげに買った。

September 08, 2023

出張

2月以来の東京。前回と同じく6時過ぎの一番バスに乗って一番早く乗れるのぞみにライドオン。今回は前日に会場の細かいメーカー配置図もチェックしたので、西はここ、東はこことかチェックしておいた。全く関係ないゾーンがあるからね。10時半頃に最寄り駅に到着。大展示会の前に小ぶりの合同展へ向かった。なかなかの駆け足でまわった。急遽マリーンデイが出展ということだったので林さんに会いに行った感じ。林さんは違う業界の展示会なのでへぇ〜とかはぁ〜とかなんだか色々新鮮そうだった。販路広がればいいけれど。
ここから夕方までは大展示会へ。なかなかに疲れてしまった。いつものごとく。前回は入るのに1時間かかったが今回はすーすーで入れてほっ。松野さんに挨拶したり、軍メーカーのボスと軍トークしたり。前職のボスともばったり出会ってびっくり。雑貨野郎たちは集うんだぜ。夕方奥さんと別れた。彼女は日帰りなり。日ノ出から船で浅草へ行きたかったが終船の時間が早過ぎて断念。いやはや。ゆりかもめ、地下鉄をのりついで向かった。

ホテルにチェックインする前に軽く福ちゃんで焼きそばと瓶ビール。超良い感じ。美味しかったな。店主のママと常連さんが軽やかに会話をしていた。良いなぁ。焼きそばは数年ぶりだったがこれこれって感じ。さっぱりした味。目玉焼きをつければ良かったな。
チェックイン、シャワーを浴びてすっきりした後はやきとんを食べに行った。友人のやなもんが美味しいと太鼓判を押すお店。じつは彼も今回東京に来ていたので、一緒に飲む事になった。入店前に2軒目の方はお断り、騒ぐ人もお断りという注意書きを見せられておおうとなったが入店。食べたいものを食べた。どれもこれも美味しかったがこぶくろ刺しが最高だったな。初めて食べたわ。食感と味付けよ。お酒もビールとホッピーで攻めた。グラスが空くとすぐに店員さんがくるのでどんどん飲みすすめてしまったな。ヤナモンはバイスサワーというのをのんでいた。聞いたことあるやつだった。梅シソでさっぱりしていてこれもよかった。なんぼでも飲める感じ。人気酒場のグルーヴとなんというか東京のさっぱりした洗練感があってとても良かった。また一人でも来るぜ。ぜってぇ。

やきとんの後は調べて気になっていたずぶ六に突撃。夜の浅草をふらふらさんぽできる良い距離感だった。窓から店内をみたら静かでしっとりしていたのでイチゲンサンには難しいぜとなったのだが、突撃。はいったら静かでいいかんじだったが良い感じですぐにお尻から根が生えてくるかんじ。赤星とおすすめの日本酒をやったらそりゃもうね。肴もとても美味しかった。お造り、鰯のやきもの、唐揚げ、〆のお茶漬け等。店主さんも落ち着いた中に気さくなかんじもあってとても素敵な方だった。また絶対行こう。一人で淡々と沢山呑みたい。一杯物見て仕事した後の酒場放浪よ。

翌日は前回と同じように上野で軍物を調達し、それから神田の展示会へ。ここは前職のアンジェが店をだしているところ。1時間半ほどしっかりと展示会で物をチェックしてアンジェで子供達へのおみやげを買った。オレ元アンジェだぜぇレジの後輩よとちょっと思ったりして楽しかった。このあとは神田の大好きな古本屋で本を買って帰路についた。古本屋はいくつか回りたかったが本が重くなりそうで断念。おれも大人になったなぁ。
帰りの新幹線では後ろの席から犬がキュンキュン鳴く声と隣の外国人カップルの流暢な日本語の会話に挟まれた感じで面白かった。巡り会わせよ。彼らとはもう一生出会わないやろうな。

September 02, 2023

saturday

気を許すと体重がえらいことになってしまっていた。それを調整するべく炭水化物を抜いていた数日。とにかくお腹が空いたしか言わないし、ヤル気も起きず体重も減らなかった。それで今朝はご飯を食べてみたら当たり前だがとても美味しくて、そして腹持ちがよくて空腹感がなかった。あと気持ちも前向きになったという。夕方、体重を計ったらば少し減っていて、米喰ったほうが断然いいよなとなった。極端なのよね。調整の仕方。でもほんと気を許すと体重なんてのは増えてしまうのでいやはやや〜。よるんぽもがんばろう。

アサイチでブックエンドを撮影した。取引先の営業さんから何度かおすすめがあったが、場所を取るしなぁというかんじだった。でもまぁ秋に入るし今やなという感じで導入。ただ、やっぱり大きいので店に出すまで1週間ほどかかってしまった。てへてへ。
ブックエンドを並べて本をチョイスして撮影してインスタへ。適当な洋書なんか置いたら様になるのだが、やっぱりね、嗜好性というかねそういうのが伝わるようにと本を見繕った。その中にコミさんの本を選んだのは直近でインスタフォローしてきた方が新宿ゴールデン街の呑み屋の方だったからだ。ゴールデン街といえばコミさんと殿山泰司。あと色川武大か。古いよな。世代じゃないけれど。東京に住んで居たらゴールデン街もおれのなわばりになっていたかなぁ。

閉店後に家に戻るとポッチのやつがいた。お腹のたるんたるんがネコ族特有のものというのを最近知った。名前もあって、プライモーディアルポーチというものすごう格好良い名前だ。つい言いたくなるね。敵の攻撃から守る為のクッションの役割や瞬発性保つためのものだそう。歩いている時にゆさゆさゆれていて、かわいいなぁとおもっていたのだが。それでそんなポッチのプライモーディアルポーチを撮影してやろうと足を広げ、低い姿勢で撮影していたら右足がぴりっとなった。植木にふれていたので、それが皮膚にあたって痛みと勘違いしたのかなと思ったが、すぐにズキズキとしだした。うわ。なんかやられたでとなった。みるみるうちにぷっくり腫れた点が二つならんだ。なんじゃこれー。しかも痛みがなかなかあった。ずーんと楕円形でしびれるかんじ。ハチ、アリ、ムカデ、ダニ、、、、なんやろうか。調べたら二つ並ぶのはダニかムカデだそうだった。ムカデの毒は熱で分解するそうだったので、一か八かでお湯を浸したタオルを押し当てた。熱っ!となったが我慢してしばらくあてているとあんなにぷっくり腫れていた箇所が平になっているやないの。びっくり。メチャクチャ効いた。痛みも2時間程でひいてよかった。今度からとにかく温めたろかな。写真はポッチのポーチ感が全然撮影できていないやつイタってなった直後の虫さされショット。段差によりかかるの好きなネコ。

September 01, 2023

friday

9月に突入。あっという間やったね。8月も。暑さも少し和らいだよね。午前中の感じが全然違うね。肌に熱が刺してこないもん。毎年思うが7月8月は暑いけれど体調も安定していてやっぱいいなとなる。冬は風邪ひくもんな。

先日頂いた臨時休業は息子のテニスの試合の観戦と山下達郎のコンサートだった。試合は朝の8時から16時前まで。僕は1時間ほど抜けたのだが、奥さんはずっと会場だった。灼熱の会場で8時間よ。だけれど息子が躍動する試合を沢山見れて良かった。声を出し闘っていた。ダブルスなので相方にミスしたらごめん、うまくいったらナイス等お互い言い合っていてとても良かった。1試合目だけ元気がなかったので、おいおいというかんじだったけれど。1試合目は緊張してそんなかんじになるそう。まだまだ可愛い。でも負けてもいいからとにかく元気に声をだしてやってほしいぜ。試合は残念ながら準決勝で敗退だったが、本人はとても満足そうだった。試合外の姿も見たのだが、他校の生徒と楽しそうに会話していてそれにグッときた。僕なんかは毒まみれだったので会話したらアウトみたいにしていただろう。彼の良い所だ。テニス部の先生は今年から変わったのだが、いよいよ息子のことを「ヨウちゃん」と呼んでしまったそうだった。愛されていて何よりだと思う。親がいいのよ。なんつってな。あと息子の相方のこともとても愛しくなってしまったな。Iっちゃん。引き続きよろしくね。なんやかんや息子ワールドが小さいながら広がっていて良い感じ。部活って良いな。

山下達郎のコンサートは史上最高に素晴らしかった。とにかく。神様なり。もうそのままだもん。CDやラジオで聞くあのまんま。あんな変わらない事っての他にはないよね。そしてあのクオリティ、パフォーマンスが出来る70歳って凄い。いや凄いという言葉が陳腐というか。歌声やギターの演奏は勿論、一挙手一投足、すみずみまでサービス精神、エネルギーにあふれていた。観客に対する愛が半端無かった。あとバンドの演奏力もやばかった。特にムーングロウ以降のベースを担った伊藤さんの安定感たるや。格好良かった。なんでいままでコンサートに行かなかったのか激しく後悔してしまった。選曲は今年RCA時代の作品をLP、カセット化しているのでそのあたりの曲が多くてそれも良かった。雨の女王なんて今までコンサートでは数回しかしていなかったそうだった。スパークルでスタートしてからの雨の女王。78年のライブ盤イッツアポッピンタイムに収録されているのだが、それのドラムの演奏を村上ポンタ秀一がしていて、聞いてはじめてポンタさんの良さが分かったというか。僕が知った93、4年あたりなんかはただの大御所でポンタボックスの活動をしていたあたりでよくわからなかったのだ。
あと小学生の頃にオヤジのカセットテープを勝手に聞いてめちゃくちゃ感動して知ったyour eyesのこと、子供会の海水浴の時はウォークマンでlove islandを聞いて悦にいったり、家族キャンプの移動時に海を見ながらride on timeを聞いてそれも悦に入った、あと夜に車に乗った時にはmoon glowを聞いて歌詞と月夜に思いを馳せたり。それから歌番組のベストテンにランクインするも絶対に出演しなくて残念と思ったことなど。これ全部小学生の時の達郎さんに関する想い出なのだが、生の達郎さんの歌声を聞きながら小学生の時の想い出をずらずら〜っと浮かんできてとても熱くなってしまった。
あと、今回のライブ、なんと友人夫妻も一緒だった。行きの電車で連絡があって超びっくりしてしまった。もちろん、合流してコンサート前に軽く1杯やったり、終わった後も1杯ひっかけたさ。あの夜の時間を共有できたなんてね。一生オレたちあの夜のことを会話できるよねぇ。まじでびっくりだった。1点だけ残念だったのが、ライブ後にキリンケラーヤマトでビールをやろうとしたが、行ったらすでに終わっていたこと。ものすご辛かったよね。爽を飲みたかったなぁ。都会だけれどラストオーダーがおもてるよりはやかった。
8月頭に夏休み、終わりがけに息子テニスと達郎で最高やった。9月は頭に東京で大展示会なり。雑貨屋として良いお店になるよう物を探さねば。ものが入る余地がるのかしら。