Barnshelf バーンシェルフ

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April 05, 2024

春休み

あっというまに4月に突入して気付くとブログ更新が止まっていたなぁ。
水木は店休日と臨時休業を頂戴して山陰へ行ってきた。春休みだもの。マノちゃんが行きたいというので急遽松江に決定した感じ。どこかには行こうと思っていたけれど予想外に少し遠目の場所になってしまった。
水曜は午前中、神戸で用事だった。それが終わってから松江へ向かった。神戸から三田に戻って中国道の神戸三田インターで向かうムーブ。僅かにに目的地に対してマイナスの動きがそそる。マイナスの動きではない神戸から第二神明で姫路、そこから北上ルートもあったのだが、第二神明が混むイメージがあったのでそのルートにした。なかなかの雨が降る中だったがバクタロウは快調に走ってくれた。スピードを出しても安定感があって最高だった。
13時過ぎには蒜山に到着してもちのろんでソフトクリームを食べた。ここまで来たら後は下るだけなので、米子を通り過ぎ松江のいつもの宿には15時過ぎに到着した。
春の玉造温泉は初めてだった。川沿いの桜がとても綺麗で風情があった。慣れた宿なので慣れた動きでチェックインした。初めて宿泊してから10年ほどだろうか。いつのまにか部屋食形式がなくなり、会場食で数年、そして昨年からはいよいよバイキング形式になった。元々老舗料亭がはじめた宿だったので料理長の気持ちが気になったのだが、バイキング形式も好きなのでどんなのだろうと楽しみだった。
夕食までの間に2回風呂に入り、缶ビールとハイボールで準備運動も完了。18時にバイキングライドオン。地物の魚や肉、料理が色々とならんでいて良い感じだった。小鍋も作れるし、中華なんかもあったが素材は近隣地場のものを使用していた。魚がとにかく食べたかったのだが、お造りが色々とあって良い感じだった。こりこりとした白身のお造りがおいしかった。後で分かったのだがこれはトビウオだった。ヨコワとトビウオで攻めて大満足だった。カニもあったが手をだせず。あとのどぐろの天ぷらもとても美味しかったな。5匹くらい食べた。島根牛のローストビーフもとても美味しかった。デザートのケーキも仕入れじゃなくてそこでつくっているものだったので美味しかった。手作り感があるというかやっぱりちがうよね。おもいおもいに好きな物で構築された家族のプレート達は個性的でいい感じだったな。ヨウタロウの小籠包多目とライチ多目とか。マノちゃんはヨコワ多目。奥さんはとても綺麗にバランス型。僕は終盤、白ご飯とケーキを同時にもってくる荒技を披露した。

翌日も朝からまた朝食のバイキング。これがまた海鮮丼を作れてしまって熱かった。軽くするはずが沢山食べてしまった。9時頃に出発。まずはマノちゃんの買い物を済ませて静かにさせる作戦。事前に調べていたドラッグストアへ。コスメの品揃えが良かったようでホクホクだった。その後はいよいよ植田正治写真美術館へ。子供らも大きくなったからねようやく。寄りたいと思って10年程だ。ドラッグストアから30分ほど。車で走っていて景色が開けたと思ったら右手に立派でモダンなコンクリートの建物が出てきた感じ。予想よりも立派でびっくりしてしまった。テンポ良く作品を見て行った。ざっくりとその世界を知っていたが、写真家の歴史がわかりやすくて、改めて知る事が出来た。意図を感じる演出の世界と丹精に切り取られた風景。マノちゃんは一番最初の写真で植田さん本人が猫の首根っこを掴んで写っていたのでとても怒っていた。まさかの巨匠もファーストコンタクトでこうなるとは。しかし僕が子供の頃くらいまでは猫の持ち方はつまむみたいなことはあったと思う。時代やねぇ。今の時代に不適切な猫の持ち方。というふうに写真からは構図とともに時代の風景も見えてどちらかというとそちらのほうが興味深く見てしまった。売店では復刻版の松江を購入した。昔の風景が見事におさめられていた。記録という側面が強いのも良い。パラパラみていたら中の随筆に松江の夏といえばでアゴが紹介されていた。トビウオ。昨日食べた魚がそこでわかった。お造りの横に魚種が書いてあったが読めなかった。アブ?なんやろ、でも美味しいで終わっていた。鳥取でアゴと植田正治と松乃湯が繋がってぐっときた。春の山陰すばらしい。美術館を出て、曇って見えない大山側の風景をアイフォンで撮影した。それからどうするかとなったのだが、またみんなソフトクリームを食べたいとのことだったので、しらべたらみるくの里が近かったので、大山に向かってバクタロウを走らせた。