Barnshelf バーンシェルフ

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May 09, 2015

MAZE featuring FRANKIE BEVERLY

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この2ヶ月程はピアニストの
JOE SAMPLEショックが
あった以外では実はMAZE 
featuring FRANKIE BEBERLY
というソウル・ファンクバンド
の音にぞっこん。心酔MAX。
今日のブログは長いぜよ。
あれよあれよという間に
CDとDVDをコンプリート
してしまった。30代後半
でこんなに音楽を好きにな
るなんて思ってもいなかっ
たので、これは自分でも
びっくりしている。
朝歩きの時は帰りの坂道で
ライブ映像を見ているし、
車ではMAZE以外聴いて
いない。眠る前もライブ
映像を見て寝ている。
なんというか、自分の身体
を流れているものが全て
MAZEの音に入れ替わって
しまったかのよう。
彼らの存在は10年以上前
にコンピレーションで聴いて
知ってはいたのだが、
当時はCD化されていなかった
ので、聴く事が出来ず
フェイドアウトしてし
まっていた。ただ、MAZE
関連ではライブでドラムを
担当したMICHAEL WHITE
という黒人ドラマーの作品
だけは数枚所有していた。
こちらはアーバンブラック
フュージョンという音で
MAZEとはまた違っていた。
3月の頭頃になんだか急に
MAZEの事を思い出して調
べてみたら、作品が全部
CD化している事が判明。
それで聴きだしたら、
もう完全にノックアウト。
MAZEは77年にデビュー
してから現在まで、リーダー
でボーカルのFRANKIE 
BEVERLYを中心に自分達
のバンド、仲間達でしか
表現できない音楽を演奏
し続けている。流行には
乗らないながらも、時代
時代の風を巧みに取り入れ
彼らにしか出来ない音楽
を創造している。
音の方はゆったりとした
テンポの曲が多いのが
特徴で、一聴して地味な
感じなのだが、メロディアス
な曲ばかりで、これが
聴けば聞く程ハマって
しまうとても中毒性の
あるものになっている。
リーダーである
FRANKIE BEVERLYの
ソウルフルでセクシーな
歌声は宇宙1だし、
グルーブに徹したドラム
とベースも渋いし、そして
その上を流麗かつファンキー
に流れるギターやキーボード
の音色も素晴らしい。
とにかく最高尽くしなのだ。
80年代にはPHILIP WOO
という東洋系のキーボー
ディストが参加しているの
だけれど、この方はなんと
黒人ヴィブラフォン奏者・
ROY AYAERSのバンド
出身で、名曲中の名曲中
の名曲である「Everybody 
Loves the Sunshine(76年)」
でこの曲の生命線的な音を
鍵盤で奏でていた。
これを知ったのは朝歩きの
時だったのだが、思わず
「マジでっ!」と叫んで
しまった。なのでMAZE
ではPHILIPが参加した
作品とライブがやっぱり
良いなと思う。現在
東京に住まわれている
そうなので、いつか
生で演奏を聴いてみたいな。
あと、MAZEの名付け親は
ソウルシンガーのMARVIN 
GAYEだったり、ジャズト
ランペッターの帝王MILES 
DAVISは彼らをリスペクト
して「MAZE」という曲を
作っているし、MAZEに
まつわるレジェンドたち
の逸話も興味深い。
YOUTUBEには80年代
前半にケルンで行った
ライブ映像がアップされて
いるが、これが個人的な
ベストライブ。
写真のフランキーはその
時のもの。当時のフランキー
は今の僕と同じ年齢だ。
また、昨年のライブ音源も
あがっていたが、やってい
ることがまったく変わらず
でやっぱり格好良いなと
しびれてしまった。
MAZEの音楽、スタイル
からとにかく大きな感銘を
受けてしまい、Barnshelfを
MAZE的な精神のお店にし
なければいけないと、今は
頭がわけのわからない事に
なっている。