Barnshelf バーンシェルフ

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September 09, 2016

Tokion

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東京出張は目当てのハンドソープでこれだという
物は無かったのだけれど、他に色々と収穫が有って
良かった。最後の最後で伝説の箱神様と再会できたのが
熱かった。
よっしゃやったでぇと夕方に目白のホテルにチェックイン
してシャワーを浴び、短パン、Tシャツ、サンダルで
夕暮れの町を少しだけぶらつく事が出来たのも気分が
良かった。汗をかいて歩き回って、収穫が有って、
さっぱりして、ビールを呑む前の小一時間は最強だと思う。
さらに滅多に無い独りの時間とくる。
池袋へ向かって住宅街の道を歩いているとパン屋の
かいじゅう屋というお店と出くわした。
とても美味しそうな香りが漂っていて、ケースの中の
食パンは古いデスクランプに照らされていてなんとも
素敵だった。お!っと思ったけれど、呑む前にパンを
買うやつがあるかと思い買わなかった。
帰りの新幹線で店を調べてみると週3日のそれも15時
から18時しか営業しない人気のパン屋さんだった。
買えば良かったな。
池袋では元同僚と3年振りくらいに会った。
家庭の事や仕事の事等うんうんうんうん聞いたけど
やっぱりお酒の席での会話はあんまり覚えていない。
店はやきとんのみつぼという店に行ったのだが
活気があって安く美味しかった。人口密度の高さ
に圧倒されたが、最初の一杯を飲み終える頃には
妙な安堵感があった。照明は蛍光灯だったが
これもクールで逆に良かった。トイレに行く人の
9割程が細長いカウンターに挟まれた、花道みたい
な通路を歩かされるのだが、酔っぱらいの間を
酔っぱらいが歩いているのだと思うと楽しくて
仕方がなかった。今度はあそこでエスカレーター
のパントマイムをしたらきっと面白いだろう。
呑んだ後は来た道をとぼとぼ歩いて帰った。
住宅街の道を縫うように歩いたのだが、普段は
こんな道を歩く事があまり無いので、そこここ
からこぼれてくる灯りや生活の音にあたたかな
人の営みを想像して感じ入ってしまった。
感じ入った5分後にはコンビニでモウのバニラを
買ってその場で食べた。ホテルまで待てなかった。
酔っぱらいの正しい営みってやつ。