April 01, 2017
Before Starting Barnshelf 1
<2012年1月撮影>
7月で5周年というのが、急に感慨深くなったので
いきなりナツカシ写真シリーズ開始。
ブログをはじめたのは前職を退社してすぐの3月
だったのでその少し前の1月の写真から選んでみた。
この場所でお店をしようと決めたのは前年2011年の
秋頃だった。仕事帰りにふと建物と隣の雑木林の風景が
良いなと感じた。建物の後ろ側を店にして、ここが入口、
ここがアプローチで、駐車場もここイケルぜ!となった
瞬間、もの凄く興奮したのを覚えている。
家に入ってすぐに奥さんに伝えると、「ポンちゃんがそう
思うならやろうよ!きっと大丈夫。」と言ってくれた。
当時はまだポンちゃんというあだ名で呼ばれていた、
いわゆる甘い時期だ。
お店を牛舎ですると決めてから金沢へ行き、ベンリ師匠、
モリチュウ師匠、あうん堂の本多さんに伝えてみると
皆さん良い反応だったので自信をつけて三田に戻った。
その時、ベンリ師匠とはオリジナルバッグの打ち合わせも
したのだが、計画が途中で止まってしまっている。
三田に決める前は西宮、宝塚、京都、篠山も出店地候補
としてあげて、現地に足を運んでブラブラしたりもした。
この写真の時期は場所を確実に決定したが、勤めていた
雑貨屋を退職する3月までに内装デザインをお願いする所
をどこか探さねばなぁと思っていた。
今でこそ、内装デザインとなると色々な方の顔が浮かぶが、
当時はゼロで誰の顔も浮かばなかった。
中学からの友人Nが建築事務所に努めていた経験があったので、
彼にどれくらいの予算で出来そう?と牛小屋に来てもらい
聞いてみたが、うーんなんともなぁという感じだった。
しばらくしてから彼に教えてもらった建築事務所2社と
自分でネット検索して探したリノベーションを得意として
そうな1社にコンタクトをしたが、先の2社は電話に出なくて、
後の1社は三田は地域外でやってないですとあっさり断られて
しまった。電話を切った後に、クソッという言葉が僕の口
から飛び出たのだが、実はもうひとつ、ピンとこないまま
連絡したので、なんだかホッとしたような気持ちになった事
を覚えている。
でも最終どないしようとなった時に、現MONTO TABLE、当時
grafに在籍していた友人の田中さんに誰かエエ人でも紹介して
もらおうと連絡をした。するとうちもやってるけど?という事
で「あ・・・」となってしまった。grafは家具のイメージが
強かったのだ。
ちなみに当時牛舎をリノベーションした店とか空間というのは、
ネット検索をしても出て来なくて、参考に出来る情報がなかった。
唯一和歌山のラブラックカフェという所が倉庫ではあったが、
似たような箱をカフェにリノベーションしていたのを見つけた。
結局見学には行く事は無かったのだけれど。
でも数年後にそこのボスであるGさんが当店に来られた時は
とても嬉しかった。