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November 13, 2015

珈琲挽き 小沼丹

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・講談社文芸文庫 珈琲挽き 小沼丹
¥1700+TAX
読書の季節のマストバイ
が到着。小沼丹という字を
見るだけで心が豊かになるよう。
以前にみすず書房の大人の
本棚シリーズで、この「珈琲挽き」
ともう一つの随筆集「小さな手袋」
が合わさった本が出ていたのだが、
いつか買おうと思っていたら
品切れになっていて、チーンだった。
春頃にこの文庫本がリリースされ
ていた事を知って、この秋ようやく
自分の店に並べる事が出来た。
講談社文芸文庫がお店に並ぶと
誇らしいような気分になる。
エヘン。
仕事を終えて、ご飯を食べ、
子供達をお風呂にいれてから、
寝るまでの時間に毎日一編
ずつ噛み締めるように
文章を眼で追っている。
日常の中のあらゆる物事を
捉える温かな目線、それを
表現する優しい上質な文章。
なんでもないような事が
どうしてこんなに心魅かれる
のだろう。「珈琲挽き」って
タイトルも素敵すぎる。
なぜかベンリ師匠の顔が
浮かぶけれど。