Barnshelf バーンシェルフ

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October 26, 2015

打ち合わせ

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イラストレーターの鈴木
裕之さんと打ち合わせ。
鈴木さんのホームへ行か
せて頂いた。三田から堺
は遠いイメージなのだった
が行ってみると、とても
近くて驚いてしまった。
高速を使って1時間
と少しだった。
堺から電車で数駅先に
ある高石の本屋で待ち
合わせをした。
初南海電鉄は途中の浜寺
公園駅のホームにある
待合室がとてもモダンで
素敵で一目惚れした。
古めかしさの中にモダン
で可憐な佇まいがあった。
久々、おっさんの中の
乙女心が反応した感じ。
駅の近くの住宅も昔の
洋式建築といった風情で
素敵な家が多かった。
鈴木さんと合流後、時間
があったので会話をしな
がらのんびり歩いて、
予約して下さった羽衣に
あるおすすめの焼き鳥屋さん
を目指した。細い路地には
ネコとあと時間帯だと思うが、
中学生にたくさん出会った。
駐車している車のタイヤと
車止めの間で眠るツワモノ
のネコちゃんが良かったな。
歩きながら話した事は
鈴木さんが影響を受けた
文化の事や奥さんとの
ナレノソメとか色々。
古本の話が多かった。
好きになった時代が重
なるので共感すること
たくさん。僕の知らない事
も沢山ご存知だったので
勉強になった。
イラストレーターの世界に
対しても静かに見ておられ
ていた。周りが騒ごうとも、
揺るぎない信念で自分の道
を歩んでらっしゃるのを
強く感じた。
焼き鳥屋へは早く着いたので、
時間つぶしにコンビニで
缶ビールを買って、浜寺公園
で一杯やったのだが、湾岸線
の向こうに沈む夕日が空を
オレンジ色に染めていて
美しかった。
焼き鳥屋では鈴木さんの
奥さんも合流して、楽しく
呑んで食べた。奥さんとは
前職の同僚という関係で、
鈴木さんより先に知り合った。
働いた期間はとても短かった
のだが、色々な引力や縁が
働いて、こうしてイベントを
する方向になった事が、
とても感慨深くて、焼酎の
お湯割りが進んで仕方が
無かった。
展示の内容は音速で方向性
が決まった。当店のイメージ
にも重なって、うわぁこれ
最高って大興奮してしまった。
焼き鳥も最高だった。
コンパクトな厨房で
大将がキビキビ焼いて、
揚げて、切っていた。
「ゆっくりやってください」
というフレーズを何度も
言ってくださった。
素敵な言葉に心が温かい
気持ちになった。全て
美味しかったが、オヤドリ、
ホルモン、セギモが良かっ
たなぁ。
2軒目は韓国料理屋
へ行く予定だったのだが、
奥さん実家の園芸店を
見学する事になり、さらに
丁度天ぷらが揚がった
タイミングも重なり、
ご実家で天ぷらとビール
をごちそうになって
しまった。
お父さんは眼力がすごくて
とてもエネルギーのある方
だった。僕が商売人としては
とてもとても後輩なのだが、
お店を営む者同士の気持ち
が繋がった感覚もあって
嬉しかった。翌日、植物の
仕入れに行かれるそうだっ
たので、見学させて頂く事
になった。予定していない
楽しい事と出会うこの感じ。
翌朝、鈴木さんと合流して
植物の競りをしている場所へ。
鈴木さんは何度かお手伝いを
されたそうだった。
お父さんが競りで落とした
植物を色々な場所からピック
アップするお手伝いをさせ
て頂いた。競りの会場では
ひな壇になった場所にお父さん
が座っていた。ボタン式
入札だったので、入札する側
は冷静で淡々とした雰囲気だった。
物を出品する側は、大きなベル
を鳴らし、大きな声を響かせ
ていて、とても迫力があった。
これぞ競りな感じ。
次々と植物が流れてきては、
入札、落札され、植物ごとに
振り分けられていた。
業界でも目利きとして有名
なお父さんが選んだものは
素人の僕が見ても、綺麗で
そして生き生きとしていて、
何か他とは違うような空気
があった。競りの時に遠く
から植物をみて、善し悪し
が分かるようになるのは
最低5年はかかるでと
お父さんは言っていた。
手で5年を示す時、甲の方を
こちらに向け力強いパーを
出されていて、格好良かった。
その後、鈴木さんと早めの
お昼ご飯をガストで食べ
仕上げて終了。ミックス
グリル。