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March 23, 2012

宇仁菅書店

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雨降り金曜日。今日も神戸へ。

お店関係の大事な用事を2件済ませる。
開業させるためのいろいろは、はじめてのことばかりなので、
不慣れで疲れてしまうけれど、でも、ひとつひとつクリアしていく
のは楽しい作業。

午前中、用事を済ませる前に元町商店街のある喫茶店に入った
ら、そこで、偶然、大学時代の後輩とばったり。
そこで働いていました。時間もあまりなかったので、手短に近況
報告をして連絡先の交換。12年振りの出会いにびっくり。
まったく変わっていなくて良かった。

帰りは六甲の古本屋・宇仁菅書店さんへ。
先日、神戸新聞に3月末で閉店する旨が書かれていたので、
これは行かねば!と思っていたところ。
店主の好み、個性が色濃く反映された本の品揃えが大好き
だったので、本棚に並ぶ本1冊1冊を目に放り込む。

最後の記念にと購入したのは、中公文庫「本屋風情」岡茂雄と
インタナル出版社「旅人くん」永島慎二。宇仁菅さんで本を買うと、
包装紙で丁寧に本を包んでもらえて、さらにその上から筆で
「ありがとうございました」と書かれた和紙も貼り付けてくれる。
初めて買った時この細やかな心配りに、とてもとても感動した。

帰り際、帳場に立たれていた奥さんに、これまで本を買わせて頂い
たお礼と、自分がこれから三田で本を扱う店をオープンさせる事、
そして宇仁菅さんのように本を大切にして、お客さんに手渡して
いきたい旨を伝える。好きな本屋さんが無くなるのはさびしい。

今日は本の事について、改めて気持ちを確認。

あ、今日は牛小屋の店舗予定スペースに、どどんと鎮座していた、
乾燥機(もみ殻の)を移動させた。広い空間を見ていると、イメージ
がどんどん膨らんでくる。

明日は内装の打ち合わせ。本棚大きくしようかしらん。