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March 24, 2015

JOE SAMPLE

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ああ、知らなかった。
心にぽっかり穴が
空いてしまったよう。
ピアニストのジョー・
サンプルが半年程前に
天に召されていた。
日曜の朝歩きの時に、
アイフォンで別のピア
ニストの事を調べて
いて知った。
今日のブログは長く
なりまっせ。
ジョー・サンプルは
自分の父親に教えて
もらい、一番最初に好
きになったピアニスト。
なので本当に思い入れ
が深い。アルバムも
沢山持っている。
彼の音は数曲を除き
あまりDJ的な視点で
紹介される事が無いので、
彼が好きだという事は
自分が生粋のクロス
オーバーファンの証し
のようで、誇らしくも
あった。
クルセイダーズ時代や
ソロでの演奏も素晴ら
しいのだが、他のアー
ティストのバッキング
での姿、存在感が心に
刻まれている。
名盤中の名盤で、多くの
音楽ファンに知られて
いるとは思うが、
マイケル・フランクスの
「Art of Tea(75年)」
と「Sleeping Gypsy(77年)」
での演奏がとにもかくにも
ツートップ。この作品での
輝き方は、本当に本当に特別。
彼が居ないと成立しない。
自分個人で挙げていくと
アル・ジャロウの「Tenderness
(98年)」での全ての演奏、
角松敏生の「ALL IS VANITY(91年)」
収録の「夜離れ」でのピアノソロ、
マーカス・ミラーの「The Sun 
Don’t Lie(93年)」収録の上記
同タイトル曲でのソロがぱっと
思い浮かんだ。
ちなみに角松敏生だけは
数年後にジョー・サンプル
だと分かって、びっくり&
感動したのだけれど。
どれも高校から大学生あたり
までのリアルタイムでの演奏。
今以上に音楽を聴く事が心の
拠り所だった時なので、熱く
心に刻まれている。この時代に
聴いた過去の演奏の中では、
クルセイダーズのライブ盤
「音楽会(81年)」収録
の「Carmel」がとても好き。
後半、多分、ジョーサンプル
の「アアー」という演奏中
のアツイ叫びもポイント。
ここ数日は追悼の意味
を込めて色々と聴いている。
所有していない「SPELL
BOUND(88年)」が
YouTubeにあがっていて
聴いたのだが、これが
めちゃんこ良い。
この年代の音は避けがち
なのでびっくりした。
先に挙げたマイケル・フラ
ンクスやアル・ジャロウ、
さらにはTAKE 6がゲスト
ボーカルで参加しているが、
この3曲どれも良い。
特にTAKE 6参加の
「You turn」はAOR感
があって最高。いきなり
名前を出すが、金沢の
モリチュウ師匠はこれ
聴いたら、たまらんや
ろうと思う。師匠の
あのファルセットボイス
をききたいな。
とりあえず、もうしば
らくはジョー・サンプル
が残した音を聴いて
追悼しよう。