Barnshelf バーンシェルフ

Blog
January 22, 2020

wednesday

IMG_6166.JPG

水曜店休日。
アサイチでぱぱっと用事をすませてどうしようかと
悩んでいたら、伊丹の美術館が頭に浮かんだ。
気になる展示をしているのだった。ベンシャーンが
会いに行ったという京都の版画家・朝野竹二の展覧会。
これは年始にノリタケさんから教えてもらった。
ぼくがベンシャーンを好きなのでそれで教えてくれた
のだと思う。
奥さんに言ってみると行こうよということになり
向かったのだが、途中で奥さんが出かけるつもりの
格好じゃなかったからなぁと言った。
もけもけのチャコールのタートルネックセーター
にスウェーデン軍の40年代のグレーのパンツ。
奇跡的にハツトキの明るい色のストールがあったので
なんとか伊丹という町で戦える状態にまでもっていけ
そうな様子だった。よかった。すんまへんな。
急に思いついて。
西谷〜山本〜伊丹の自衛隊の基地あたりを抜けて
171に出てといういつもの道。40分くらい。
阪急伊丹駅を過ぎたら地下駐車場があるので、
一番奥の美術館側に停めて、階段をあがったら
そこは美術館。ここはひょっとしたら一番来ている
美術館かもしれない。10年位前にあった堀内誠一
とハンスフィッシャー展は、前職時代の昼休憩の時に
見るという荒技を使った。あと展示に合わせて、
店に関連本を増やしたこともあった。近くに文化的な
素敵な美術館があって嬉しかった。
2Fの展示室から竹二さんの作品を年代順に見て回った。
なんといっても自由主義が炸裂する60年代からが
素晴らしかった。大胆でユーモラスで。70年代
からはカラフルになっていった。風景とか動物とか
イキイキ楽しそうに表現されていた。
「あんまり言いたくないけどぶっちゃけ可愛いな」
と奥さんに言ってしまったぜ。
資料となるスケッチブックのひとつには、小学生の
落書きのような絵でばかの墓とかかれた墓の
絵とその横には人が立ち、なんと墓におしっこを
ぶっかけしている絵があって最高だった。
そのページを開いて展示した美術館が素敵や。
最後に物販コーナーがあったので、図録を2冊買った。
なんぞの時の為。
終わってからは阪急伊丹駅方面へ。老舗のうどん屋さん
で昼ご飯を食べた。天丼が卵とじだったので
あれれとなったが美味しかった。店内では中村あゆみ
の翼の折れたエンジェルが流れていたのだが、
厨房からは中村あゆみといっしょに歌う男性の
歌声も聞こえてきて良い感じだった。
1軒立ち飲み屋さんが昼から営業していて
吸い込まれそうになったが車だったので我慢した。
この界隈でよく呑んだのだが、この立ち飲み屋さん
だけは入る事が出来なかった。今なら何の
衒いもなく突撃するのにな。次回忘れないこと。
帰り、一瞬前職の店を覗こうと思ったのだが、
ニトリの前まで来て、遠いなと感じてしまい
行くのを止めてしまった。それならどこか
に寄ろうかと、宝塚牛乳やPOさんのお店の場所確認、
古本屋等の案が浮かんだのだが、結局真っすぐ
帰ってしまった。2時間ほどのライトなおでかけ
だったが、久々に文化的で良かった。あんまり
詰め込むと疲れてしまうからこれくらいが丁度良い。
夜はヨウちゃんとの約束で焼肉の食べ放題。
今回で3回目。知らない間にタッチパネル
オーダー制に変わっていて、ピンポンを押して
生中お願いしますと言うとタッチパネルでも
できますのでと言われテヘヘとなった。
トリキみたいや。このオーダー方式は楽しいよね。
ヨウちゃんは宣言した通り沢山食べていた。
ネギ塩タンと冷麺を気に入っていた。
マノちゃんは好みが変わったのかあまり食べずで、
モヤシナムルだけを美味しそうに食べていた。
彼女は前回、ご飯2杯食べたのだけれど。
お酒のラスト2杯は子供達にオーダーを委ねたのだが、
何が届くか?というドキドキ感があって良かった。
ヨウちゃんは泡盛のソーダ割り、マノちゃんは
ユズハイボールというチョイスだった。
選ぶ時に兄妹でこちょこちょ喋っていたのだが、
ソーダ割りは酔いが早いでとか言っていて
面白かった。勿論、お酒はどちらも美味しかった。