tuesday

お店を早上がりさせてもらってバーンデニムの生まれ故郷・岡山へ。2ヶ月程前に決まった楽しみにしていた企画。大阪で仕事を終えたNさんを拾ってから高速に飛び乗った。リリースから11年のバーンデニム。これまで大きな変更はなくパターンがデジタルになり、刺繍がマシーンになったくらい。変わらない細身のシルエット。生産回数は10回を超えている。ありがとうございます。
行きの山陽道ではNさんのこれからの仕事の事諸々をお聞きした。どこがメインかわからないようなフレシキブルな動きというか。今の風の時代を象徴するような働き方な感じがする。これまでの生地を作って物を作る動きに残った生地から物を作る動きが加わるという。エネルギーがある人なので大丈夫でしょう。
井原市には2時間半程で到着した。良い距離というか、インターからの下道は人生で初めて走る道なので熱い気持ちになった。初めて走る道ってそうなるんすよ。出来て間もないホテルにチェックインして、生地メイカークロキの営業部長Iさんと合流。Iさんおすすめの倉敷にある台湾料理屋で向かった。井原の地元のって思っていたのだけれど。三田から神戸に行くようなイメージ。なかなかの動きなり。車内ではIさんの師匠であるデニムブランドの方のハナシをお聞きして興味深かった。リーバイスジャパン1期生の方のデニムブランド。メディアにはでないそう。
40分ほどで倉敷の台湾料理あじ仙に到着。車が一杯だったが運良く店内にはいることが出来た。厨房の大きさ、料理人の人数など人気店のオーラがそこかしこにあった。何食べても美味しいということだったがお願いしたものはほんとに全て美味しかった。特にというかやはりというか一番おすすめの鶏肉の地獄炒めが美味しかった。ご飯にもビールにも合うというか。2本ほどトウガラシを食べたら食道が燃えてしまってどうなるかおもったけれど。沢山食べて呑んで、締めでまぜそばをガツガツしていたら、Iさんからやりますねぇという言葉が。爪痕残せて良かったす。美味しかったのでずんずん入っていきましたがな。ホテルに戻るとNさんと僕は甘い物が食べたくなったので歩いて15分ほどの所にあるコンビニへ。TSUTAYAと合体したお店だった。ホロ酔いで本を見ていたらナツイチのフェアをやっていて、ノベルティのノリタケ画伯のネコの下敷きが可愛くて欲しかったので1冊選んだ。こういった時はなかなか買える本がないのだが、沢野ひとしの本があったのでそれにした。彼の本を買うのは高校生以来やで。コンビニではシュークリームを買ってイートインした。静かな井原の町の幹線の歩道を二人でとぼとぼと歩くのはとても良かった。正面には大きな月が出て、1両だけの電車も走っていた。三田とそんなに変わらない。郊外の街の空気感。


