Barnshelf バーンシェルフ

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April 01, 2025

tuesday

火曜日。今日は小西さんが久々にこられた。キビキビ快活。スポーツ少年がそのまま大きくなったようなイメージ。8時頃から昨日に続いて解体したブツの搬出がはじまった。僕らもダンボールをリサイクルボックスに運んだ。蔵から結構でてきたのよな。ダンボールのままで保管されていたものが沢山あって解体してほとんど廃棄となったのだった。
10時頃に電気屋の和崎さんがいらっしゃった。メンバーの中でドラゴンに次いで一番お顔を合わせているのでおなじみの安心感がある。和崎さんは母屋の配電盤の裏に位置している風呂の天井の中をチェックし配線の確認をしていた。それから小西さんと配線のことで会話をしていて、どこか穴を開けないといけないかもとなっていたのだが、僕が階段の途中の謎の蓋を思い出して案内した。これがミラクルなファインプレーと声があがり良かった良かった。蓋の先の空間には大工さんの忘れ物のげんのうもあった。取り出されそのままベテラン大工のハタさんの手に。大工の忘れ物やなぁと呟いていた。以前はこの中ががさごそいっていてあけるとイタチがいたこともあった。
それからいよいよピアノの移動へ。ハタさんが簡易台車のようなものを作って下さっていてそれをピアノの足元に。母屋へ行く手前にある玄関が難所で持ち上げるのは難しいのでどうこえるのかと思ったら、軽やかにコンパネで橋が設置され無事に。その後もマンパワーでコンパネを敷いてその上を押して無事に移動が完了した。移動先がタタミの部屋だったので置いたらすでに重さで内側に寄っていた。工事期間中に床がしっかりした部屋に移動せねばとなった。
移動完了後、途中で母屋のタタミの部屋のある部分が書院造りと分かったハタさんはそれに感じ入っておられた。うちの母屋、ベテラン大工さんを虜にしている。僕らは何にも気付いていなかったてやつ。今日は引き続き一階南部屋の解体。昼前に和崎さんは帰られ、昼過ぎに小西さんは別の現場へ。

店の方は春休みと相まってお客様多し。発注作業諸々をしたのだが、4月で値上がりしていてあれれとなってしまった。こんなことなら沢山買っておけば良かった。インスタではヴィンテージグラスをアップ。仕入れわすれていたやつ。円安と送料高で気持ちがむかなかったのだが、なんとか見つけ出した。アップしてすぐにいくつか売れて良かった。ミッドセンチュリー独特の色気のあるグラス類。良いよね。

お店終了と同じ時間くらいに解体作業も終了。天井が綺麗になくなっていて頭上は二階の床という状況になっていた。高くなって気持ち良し。そして部屋の隅にはまた蜂の巣があった。何個目なのやろう。縁起物的なこともあった気がするので、これだけ巣を造るってことは縁起が良過ぎるよなってことで。ピアノの後ろの壁も剥がされていた。4面土壁なり。なんか渋くて良い感じがする。ハタさんに聞くと昔はこれが当たり前だそうだった。乾かすのに1年で仕様によっては3年かかるそうだった。壁を止めるための格子状になった木の構造体には壁がまっすぐになるように掘られて微調整されていた箇所があった。大工の技。逆再生で見えてくる物にグッとくる。そして逆再生からの再生も楽しみだ。明日は南側の部屋の壁を破って蔵部分と繋げて大きな棚が搬出され内部の解体もされる予定だ。
ということで、夜は昨日に続いて蔵の片付け。連日中のものはほぼ無いので外に出した物を片付けていった。なんとかなるもんよなぁ。連日のこの奥さんと二人でヘッドランプをつけてするこの作業は、ほんとにお店をする前にやった牛小屋の片付けと似ていて懐かしいというか。ワクワクもしてくる。蔵の中はスッキリしたが、出しただけ感もあるのでこれから片付けていかねば。染め付けの器が大量にあるのだが、トークさんに連絡しようかしら。トーク感の無いなんとも残念な絵のものばかりなのだけれど。