Barnshelf バーンシェルフ

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October 17, 2024

thursday

木曜日。以前から切らねばと思っていた木を倒すの日。数年前に枝は払ったものの本丸はそのままだった。全て枯れているわけではなくて、太い枝は葉を付けていた。すぐに倒れるというような状況ではなかったのだが、いつか切らねばと思っていた。
当店のお客様で木こりの方がいらっしゃるのだが、僕らがちょっと切らねばなぁと思っている間に来店された3回目位の時にご相談、GOとなった。はよせーよというかんじだけれども。こういうタイム感が僕ららしいというか。人間らしいよね。違うか。
作業は水曜日を希望していたのだが、数日前にこの木、金ではどうでしょうとメールが送られてきた。営業前に終わらせると心強い言葉があった。
木こりのテツさんはとても面白い人だ。明るく饒舌で雑貨も好きで来られたらお店をとても愉しんでくださる。来られて何年経つのだろう。岡山で大きな岩魚を釣ったハナシを聞いた際は魚のサイズを肘から手の先を使って表現したことを覚えている。またお店でたまたまカラパナが流れていたら、「カラパナじゃん」と嬉しそうにされていたこともあった。今日は色々会話をしていたら当店がモリチュー師匠のGloiniとデュオで出たササヤマルシェの実行委員をされていたと分かった。まじですか。その節はお世話になりました。軽妙なトークで当時の事を色々とお聞きした。インパクトを持ってウロウロしていたそう。運営の大変さもお聞きした。今回作業に一緒に来られた方は先日も当店に三田奥地の開梱作業の合間に一緒に来られた若い人で、お名前をお聞きしなかったのだが、とても良い感じの青年。会話をしていると穏やかな気持ちになる方だった。義母が昔うちの近所に住まわれていたとお聞きした。なんとな。奥様も当店に来られて事があってお好きとのこと。嬉しや。頑張ろう。

8時から作業開始だった。その前に僕は木のところへ行って、手を添えてありがとうございましたとお別れの言葉をかけた。いよいよ道具が運びこまれて作業開始。木を倒すあたりの下草がさーっと刈られ、近くの金木犀の木にベルトが結ばれた。その後に木にチェーンソーで切れ込みが入れられたと思ったら、もう一人が何やら機械でひっぱってまず1本目が倒れた。早かった。あっけないというか。倒れる時にはめりめりという音がして木粉が舞い、遠く離れていた僕らの所にも木の匂いが漂ってきた。倒された木の細い部分から小さくチェーンソーで切られていった。太い幹の中央からはおがくずと何かが落ちた。テツさんが拾ってこちらに合図した。見に行ってみるとカブトムシの幼虫だった。5、6匹ほど。回収したのだけれど噛まれておしっこをされてしまった。こういった幼虫を見るとYOUTUBEの影響でちょっと食べてみたいような気になってしまう。とりあえず、草の上に置いておいて、あとで回収することにした。それから用事があったのでぱーっと済ませて戻ると木は全て倒されていた。2時間程で完了。テツさんの今日のモチベーションは天下一品のラーメンだそうで、ボールペンを3本買ったのちに颯爽とラーメン目がけ当店を後にした。ありがとうございました。カブトムシの幼虫は何処かへいってしまっていた。