Barnshelf バーンシェルフ

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November 15, 2018

Sendai

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初東北初仙台。
TATAMIZEの展示会で仙台へ。
本当は泊まる予定にしていたのだが翌日に
奥さんの用事があったので、残念ながら日帰り。
神戸空港から何年かぶりに飛行機で。
思っていたよりもスカイマークの運賃が安くて、
往復15000円ほどだった。いま割ってやつを
オンラインで購入した。張り切ってオーバーオール
を着て行ったらば、金属検査ゲートでブザーが鳴り、
大きなルーペみたいなもので身体全体をチェック
されてしまった。股間の所にルーペがきたらば
コントのお決まりのように「キーン」と鳴ったので
笑いそうになった。周りの人が結構見ていて恥ずか
しかったぜ。フロントホック、サイドボタンも金属製
なのでブザーが鳴った。鳴った箇所はタッチで検査
しないといけない決まりで検査されたが、股間だけは
無かった。ヘイ股間はしないのかいと聞けば良かったな。
オレの股間が一番危険なんだぜ。神戸空港さん。
飛行機は飛んだと思ったらあっというまに到着
した感じ。このワープ感。空港までは有料&高速&有料
を通り車で50分、飛行機80分、その間には
煩わしい情報が少なかったので変なストレスも
無くて最高だった。近いぞ仙台。
仙台空港から仙台市内までは電車。初東北で東北弁を
いっぱい聞こうと思ったら、車内で関西弁のおっさんが
神輿の上に乗ったかのようなイキリトークを全開でかま
していたのでやれやれとなってしまった。おれこの車両
で一番おもろいでぇな勢いだった。すんませんなぁと
心の中で仙台に謝った。
アポの時間まで少しあったのでぶらぶらゆっくり見物
しながら春日町の中村ビルを目指した。
大きなビルがひしめく大都会だ。思っていた以上の都会だ。
そして幹の太い大きな街路樹があって杜の都感もあった。
3割程落葉している感じ。イイネぇなんだか。
都会で人も多いのだけれど、関西とちがってなんだか
ガヤガヤしていなかった。イオンでトイレを借りたり、
古本屋を覗いたりしていたらちょうどいい時間になった。
アトリエ兼ショップの中村ビルの風景は八重畑さんの
インスタやブログなんかで見ていたので、おうここ
やんかぁ!オレキタデェ!となった。
チャイムを鳴らしたら八重畑さんが出て来られて
なんだかお互いエヘヘな感じだった。
40のおっさん’sやで、つかさ’sやで。
DIYで内装がされた店内には軍の箱やベッドが
什器として使用されていて、その上にはTATAMIZE
の来期の洋服が静かに、当たり前のようにそこに
並んでいた。作り手が居て、箱が有って、そこの
光りや空気のように洋服があった。
軍物やワークウェアのような量産品感を踏襲
しつつもアップデートさせたシンプルなシャツや
パターンをまぜこぜにした個性的なコート、
あとフロント部分が素敵なパジャマもあった。
帽子類はテラスに置いてあった。新作2つ、
定番と定番をアップデートしたものがあった。
テラスの隣りはアトリエスペースになっていて、
ミシンが窓際においてあった。物が生まれる現場
の格好良さ。どこをどう見ても、切り取っても
なにもかもが八重畑ワールドだ。
お昼ご飯は近所の魚屋がやっている食堂に案内
してくださった。はらこ飯というのが仙台の
家庭の味とのことでそれを2人で食べた。
鮭の身とご飯が混ぜられ味が付けられたものに
火が通った切り身、いくらが乗っている丼。
鮭の濃厚な旨い脂が舌に乗り、唇にもその旨脂で
コーティングがされたかんじで、とてもとても
美味しかった。鮭というのは北海道のイメージ
なのだが、東北はポピュラーなのだそう。
盛岡なんかは市内の川に鮭が戻ってくるそうだ。
食後はじゃがいもという八重畑さんいきつけの
喫茶店へ。手入れが行き届いた何十年も営業されて
いる素敵な喫茶店。サイフォンで出されたコーヒー
かな、さらりとしていて美味しかった。
そこから八重畑さんに色々とご案内頂いた。
いろは通りという小さな店が並ぶ通り、
光原社仙台店、学生時代の友人がやっている
ジェラート屋さん、好きな牛たん屋さん。
光原社は超有名だったので、仙台にもあるのかと
びっくりテンションが上がってしまった。
久々に真ん真ん中の民藝品を拝見させて
頂いた。友人達に光原社グッズの手ぬぐいと、
奥さんに藁で編んだお飾り、子供達にクルミの
クッキーを買った。
ジェラート屋さんは東北の方とは思えない
饒舌な楽しい方で声のトーンが金沢のモリチュウ
師匠とクリソツだった。ジェラートはものすご
美味しかった。それぞれのフレーバーがちゃんと
あって。オレは今までミルクが強いのしか
食べてなかったな。牛たん屋さんは発祥の店の
支店で、長年重ねた本物の佇まい、味があった。
メニューを見たらば、そうか牛たん屋さんだったと
再認識するというか。牛たんと飯とスープって感じ。
とても美味しかった。ご飯の量も頼もしかった。
牛たん屋さんを最後に八重畑さんと別れた。
お忙しい中ありがとうございました。ツカサ’s町ブラ
が出来て良い思い出になりました。
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