Barnshelf バーンシェルフ

Blog
July 27, 2019

saturday

IMG_3572.JPG

土曜。朝は久々に家族4人でスーパー、ホームセンター、
マルさんへ。ヨウちゃんがついてくるのがとても
珍しかった。彼は車内で夏休みの宿題のリコーダー吹き
をしたのだが、狭い空間で吹かれるとうるさくて
仕方が無かった。でも急に赤ちゃんの頃はベビーシート
に乗せられているだけの男が自分でリコーダーを吹くと
決めて、吹くようになったかと感慨深くなってしまった。
スーパーでは土曜の丑の日当日だったので、ウナギ推し
が凄かった。熱心な人は違いを聞いていた。盛り上がって
いて良かった。買ってないけれど。
この間、ベンリ師匠がヤエちゃんに知っているかな?
と気になった人の本が届いた。
中にベンリ師匠の事が書いてあると言うんだもの。
パラパラしてみると名前が出ていなかったが、
音速で分かった。SX-70絡みのハナシだった。
本がリリースされた06年前後あたりは
僕が雑貨業界に入ったあたりで、勤めていた
雑貨店でも大々的なSX-70のイベントが組まれた。
イベントではベンリ師匠が所持していた
潜水用のなんだか大げさな透明カメラケース
みたいなものを委託で販売させて頂いたのだが、
その商品に関する質問をお客様から頂いたので
僕がベンリーズに電話して聞いたことを
覚えている。早口でちょっとこもった感じで
そしてとてもとても丁寧な喋り方が印象的だった。
カメラのイベントは大成功だった。恐らく影では
ベンリ師匠の色んな力添えがあったと思う。
そのちょっと後に初めてベンリーズに行った時は
僕が勤めていた雑貨店アンジェにベンリーズの
影響があるのをすぐさま感じてワナついたのを
覚えている。ワナナナウ!
閉店少し前に来られた方は自分が22、3歳
の頃に勤めていた本屋に来られていた方だった。
お客様が覚えてらっしゃって、ひょっとしてと
お話になられた。当時自分が選書した小さなコーナー
から本を買って下さったそうで、今でも大切に持って
いたり、その本がきっかけで知ったカフェと繋がりの
ある音楽にも大きな感銘を受けたとおっしゃっていた。
当時はカフェブームで本も沢山沢山出ていた。
音楽はなんだろう。カフェと音楽と言えば
カフェアプレミディかあとはサイコリーツカモトかなぁ。
僕が接客時に喋ったフレーズも覚えてらっしゃり、
一切覚えていなかったのだが、とにもかくにも
驚きと嬉しさがまじって心が盆踊り状態になってしまった。
ありがとうございました。
2002年とか03年あたりだろう。
当時は地元三田の老舗書店に勤めていて、配本された本と
ベストセラー、出版社の売れ筋リストで構成された品揃えに
疑問を持ちはじめたともに、他にいっぱい面白い本があるやんか!
本屋は面白いやんか!と気付いた頃だった。
ちなみにvivo,vabookstoreを立ち上げたモリチュウ師匠と
出会った頃で本に大きな希望を感じた時でもあった。
閉店作業をしながら、自分が良いなと思ったものを選んで、
それをお客様に買って頂ける喜びの原点を思い出して
感慨深かった。そして23歳のオレ良い仕事したぜと
心の中で呟いた。地元でお店して良かったぜ。
店って良いよな。物って良いよな。