Barnshelf バーンシェルフ

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August 07, 2016

Norimasa Sakanoshita&Sawori Namekawa 「都市の目覚め」 Live at Barnshelf

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昨夜は2年ぶりにライブ開催。
この翌日の余韻。坂ノ下さんのギターの音色と
行川さんの歌声がまだまだ頭の中に残っている。
今回神戸や三田のお祭りと重なってしまったが
普段から当店を支えて下さっている方々が集まって
下さった。正直バーンファミリー感が出ていて
頼もし嬉しくて、しびれて泣いた。
皆様ありがとうございました。
14時で閉店して会場の準備。
今回はF君とフィアンセのHさんが手伝ってくれた。
とても真面目な2人だったので、いちゃつく場面は
一切無く、完璧な仕事をしてくれた。
4年程人へ指示する事等をしてなかったので調子が
出なく、うまくできなかった。色々汲んで察してくれて
本当に助かった。売場の復元もある程度まで2人がして
くれたのでいつもより2時間程早く終わった。
Hさんは山口県の人なのだが、たまに出る方言が、
方言大好きバーンおじさんにはステキで唸って
しまった。いくつか教えてもらったのだが、
トゲが「スイバリ」、リュックなどを背負う
ことを「カルウ」というそうだ。良いねぇ。
16時頃に、坂ノ下さんと行川さんが到着。
リハーサルの時、突如大雨と雷が鳴り停電した。
とてもとても近くに落ちたような音で怖かった。
人生で初めて雷が怖いと思った。ブレーカーを確かめに
裏へ行くと、倉庫の端にある蛍光灯がバチっと光ったかと
思うと、「ズガガガーン!」と雷鳴が響いた。
牛小屋が狙われてるような感じで心の底からヤバいと思った。
その後、しばらくすると雷はおさまり電源は復旧したが
今度は大雨が降ってきた。風も出て、横殴りの雨なので、
またそんな雨に弱いバーンのサッシからは水が漏ってきて
オーマイガッだった。でも雨は一時だけでしばらくすると
おさまってくれてた。夏の激しい夕立。
リハでは僕が調子にのってリクエストをした
「Clube Da Esquina No2」をやられたのだがステキ過ぎて
気絶しそうになった。リハって会場店主の特権。し・あ・わ・せ。
リハを終えた坂ノ下さんは突如お店のいくつかの商品を
試着された。とてもお似合いで後光が射していた。
本番ではその服を着て演奏してくださり、宣伝&営業まで
して下さった。今日は京都で演奏をされるのだが
それを着用してギターを弾かれるとの事。素敵な方だ。
ライブは18時に始まった。
坂ノ下さんのソロから始まり、行川さんとのデュオ、
休憩をはさみ、坂ノ下さんのソロ、そして最後に
行川さんとのデュオという流れ。終わったのは19時半
を過ぎていた。
坂ノ下さんのギター、行川さんの歌声は演奏力と表現力
が別の次元というか。あっという間に聴き手の心を捉えた。
懐の深さがある高度な演奏力というのだろうか。
クールなのだけれどとても熱くて、張りつめた中に独特の間、
余韻が感じられて素敵だった。
行川さんの歌声はというと、ブラジルからほんまもんの
人が来たと書くとあれだけど、もうなんというか本物だ
と思った。楽器のように声を使うので、ギターの音色と
見事に融合していて素晴らしかった。機会があれば小鳥の
鳴き声スキャットなんかをリクエストしたい。
とにかくお二人が生み出した音楽が人と空間、さらには
まわりの環境と一体化させていた。
休憩の手前にはリクエスト曲を演奏してくださったのだが、
これもとても素晴らしかった。盛り上がった
場面でヒグラシの鳴き声が重なった時は「うわぁ」と
唸った。聴き手も心地よく揺れていて、後ろから
眺めていて最高だった。
当店開催のライブでははじめて休憩が
あったのだが、これがとても良い時間だった。
キビトパンのキヨさんがパンを差し入れで持ってきて
下さったので、フリーキビトパンがまた人の心を
つなげた。演奏者、お客さん、現場チームがゆるやかに
束の間の休憩時間を楽しんでいてとても良い雰囲気
だった。坂ノ下さんのトークも軽妙洒脱でお人柄を
感じさせるもので、場の空気も和んだ。
20時半頃に車で坂ノ下さんと行川さんを新三田の駅へ。
ロータリーでお二人と熱い握手を交わしてお見送りした。
坂ノ下さん、行川さん、それからリチャード・ヴァイスさん
素敵なお時間をありがとうございました!
お二人の共作CDを楽しみにしています。
そしてライブを来年もぜひ!