リノベーション




松尾さん展とともに現在住んでいる母屋に隣接する離れのリノベーションがいよいよ始まった。3月は店も家も慌ただしい。離れは70年代前半に蔵を増築して建てられた2階建ての建物だ。現在96歳の祖母と祖父が昔使用していた。95年に母屋が建てかえられたあたりからはほとんど使用されていない。
1Fの蔵部分には法事で使用する器やらを中心にとにかく物にあふれている。小さい頃に閉じ込められた覚えがある暗く湿った場所だ。増築された1F部分の南側の部屋は応接間のような仕様だったが、10年程前から父がどこからか入手した卓球台が置かれ卓球場になっている。ここ数年は子供達と卓球に興じることがあって楽しいプレイルームになっているのだが、波があってこの1年は卓球をしていない。もうそろそろヨウちゃんに負けると思うな。2Fは6畳の部屋が2つ。布団やらあと祖母ヒーバーズの服が沢山。片付けるのがハードだった。
工事を担当するのはジーエムプロジェクツの小西さん。設計&大工さん。
友人の家具屋ドラゴンこと黒岩さんに小西さんを紹介頂いたのは2年程前になる。その前にはお店の設計でお世話になったaboutの佛願さんに一度相談したこともあったのだが、リノベーションと雑木林平屋案なんてのもでてきてしまい、なんやかんや僕達が煮え切らなく実現しなかった。すみません。お店に注力したのだった。
ちなみに小西さんは以前grafにあったメディアジーエムのメンバーなので、佛願さんの先輩やないかとなったのはいうまでもない。お会いした頃の小西さんは岡山での案件を抱えていて平日は岡山に滞在していてお忙しそうだった。来年から取りかかりましょうなんて感じだったのだが、色々な案件を抱えられていてスムーズには進まなかった。今回、4月から法改正でリノベーションについても建築確認が必要となる為、3月中にクサビを打つこととなった。時間や経費が余計にかかってしまうの。ということで昨年仮審査だけしていた融資を急いで進めて3月はバタバタンなオレたち。少し前にベンリ師匠にリノベ進みそうですなんてハナシをしたらば4月から法改正するらしいよなんてことをおっしゃっていてびっくりした。なんでも精通している。
いよいよ始まった工事は2Fからスタート。1Fはなんとねまだ片付いていないんだ。
初日に小西さんとベテラン大工の畑林さんにより部屋を間仕切っていた土壁が取り除かれ、北側の部屋の天井も解体された。以前に写真では見ていた梁が出現したのだが、思っていたより大きく立派だった。梁には祖父の名前が記された上棟札が設置されていた。なんとなく祖父からのバトン感。胸が熱いぜ。2日目、3日目は旗林さんと若い田上さんのチームで解体が進んだ。廃材は竹や土など綺麗に分けられていた。田上さんは日曜の夕方お店にも来て下さりギフトを選んで下さった。畑林さんも最初にお会いした時に興味深げに雑貨をみて色々お買い上げ下さった。雑貨心のある大工チームなり。ありがとうございます。
住処造りは子供達もそこそこ大きくなったのでしぶく攻めたいぜ。。
マノちゃんはなかなかにイメージを膨らませている。植物を置いて絵を飾りたいそうだ。
ヨウちゃんはなんでもいいそうで、奥さんは色々なイメージを膨らませている。
僕は使いたい家具や照明を少し調べているくらい。あとは完成したら呼びたい友人の顔をぼんやりと浮かべている。本棚に本もならべてみたいし飾りたい絵もある。楽しい家にしたいなぁ。バーンがなければ出会わなかった人達との住処造りなのでなんとも感慨深い。
小西さん、黒岩さん、畑林さん、田上さん、どうぞ宜しくお願いいたします。
電気屋の和崎さんの出番ももうすぐかな。











