Barnshelf バーンシェルフ

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September 19, 2022

金沢

4時起床。5時過ぎに店へ。外に出るとポッチが居て完全に起動状態だった。君はどこからどう外に出たねや。眼が開き動きも機敏だった。さすがやで。店休日の儀式をして家に戻り、寝床の奥さんに金沢へ行ってくるぜと言い、ヨウタロウには体育祭頑張れよと言いながら肩あたりをさすっておいた。マノちゃんは布団をかぶっていたのでそのまま。急に決めたのよね。ベンリ師匠との打ち合わせ。
走り出してしばらくするとサングラスを忘れた事に気がついた。いつもは3つ車に乗せているのだが、昨日一昨日と車検だったのでおろしていたのだった。なんてこったい。取りに
戻ると20分はロスしそうだったので諦めて舞鶴道を突っ走った。舞鶴から敦賀までの対面道路がやっぱり辛し。あそこ苦手やね。窮屈というのと前に車がいるとそのペースになるから。あと案外距離あるのよな。
8時頃に南条SAに到着。休憩休憩。朝ご飯でおろし蕎麦を食べた。2分で完食。モリチュウ師匠と20年位前に福井で食べたけんぞうを思い出した。辛くて旨かった。南条は霧がでていてどんより。春に雷鳥で金沢へ行った時も南条はどんより雨が降っていたな。ここでオービスの場所をチェックして頭にインプットしたつもりだったのだが、結局下りと上りどっちやっけとわからなくなってもういいやとなった。注意深く速度取り締まりの案内板を見落とさないように走行した。

石川に突入し、尼御前のSAにも突撃。細かく刻むの。せっかくなので。海が見えるかなとおもって寄ったのだけれど、思ってたより海が遠かったがきれいだった。11時頃にベンリーズ着を予定していたが、ベンリ師匠の鍼がおしているそうだったので、白山のヒメ神社に寄ることにした。パワースポット。初めて小松で降りて神社を目指した。インターを下りたあたりは景色が開けていて爽快だった。ヘイヤヘイヤ。三田に無い景色なり。
7、8年ぶりのヒメ神社は変わらず気持ちの良い空気を宿していた。参拝される方も多くさすがやね。神馬の横には電子案内板があってびっくりしたな。今っぽい。土産物屋にはクルミが変わらずあったのでこれこれと購入。ぜってぇ買うやつ。あと店の外には田植えの時につかう六角形の木枠も変わらず置いてあった。とにかく心がすーっとしたな。
神社に立ち寄ったのだが、なんやかんやで11時にベンリーズに到着してしまった。鍼もうまいこと終わったようで師匠はすでに店に到着していた。

お休みだったので店の前にはロープが張ってあったが、プロレスラーの入場のように勇ましくくぐり、がらがらがらと戸を開けた。師匠に挨拶&おみやげを渡して、速攻で打ち合わせに突入。メインで販売するアイテムの数や特別アイテム等、色々と具体的に決まっていって良い感じだった。レザーの色見本等もみせてもらったり楽しかった。1時間半ほどあっという間だった。一段落して近所の洋食屋さんへ。ランチどこに行く問題というか、師匠に金沢へ行きますと連絡してからというもの師匠からはランチのお店情報がたくさんやってきて、色々悩んで大変だった。豚バラ定食、カレー、回転寿司、ハントンライス等。豚バラが有力だったのだが、一番近いトンカツハントンライスに決定。実は食べた事が無かった。オムライスの上にトンカツ、その上にタルタルがかかったやつ。お子様ランチをコンパクトにしたかんじというか。夢のような食べものやよね。ケチャップは強くなくて優しい味だった。ベンリ師匠はハントンスパゲティをチョイスしていた。ちょっとオシャレ。店に戻ってからは店内を撮影させて頂いた。ミシンの説明も聞いた。それぞれ得意とする部分があって3台ある理由が分かった。あと関係無いが、青シャツが師匠とかぶっていて面白かった。コミューンのシャツかしらね。おれのはウィリス&ガイガーのざっくりしたやつ。なんて生地なのやろう。仕立てがよくて奥さんが唸ったやつ。古着やから2500円くらいやったかな。

ベンリーズの後はGARYOにちょいと立ち寄って、それからGloiniへ。モリチュウ師匠こんにちは。金沢には重要パーソンが沢山いらっしゃる。ベンリ師匠より数年先に出会っている方なり。23歳やったのよね。あれやこれや会話をしたのだが、カウンターの中の森忠さんとの会話がとても懐かしく感じられてしまった。夏休みに静岡の芹澤美術館に行ったそうだった。柚木さんプチブーム?の影響か意外な感じの人が多かったそう。あと白井晟一の建築と芹澤さんの世界が調和していないように感じたことなど。おれも行って確かめてみたいな。あと、午前中は家具の配達だったそうだが、帰りの海沿いの高速は窓を開けてライドオンタイムを爆音で聞いたそうだった。全く変わらないっすね。9月の夏の日差しと風と達郎と配達モリチュー。1時間ほどグロイニを堪能して、近くに取っていた宿にチェックイン。鳥取境港でも泊まったことのあるホテル。ゆっくり温泉につかろうと思ったが予想以上に人が多かったので身体を洗って2分だけ湯に入りすぐに出た。まぁでも大きな風呂は気持ちよかった。

17時半にベンリーズ集合だったのですぐに宿を出た。宿からベンリーズまではゆっくり歩いて30分ほど。風がさわやかで心地よかった。都会だぜ金沢。途中通りすぎたAPCのウィンドウではAPEとコラボした服があってびっくり。25年位前に見たようなカモがあったな。懐かし切なくなってしまった。竪町商店街の入口のセブンではペパリーゼを補給。極があってよかった。金沢で初極なり。商店街を抜けて新竪商店街へ。お店はほとんどしまっていたが、オヨヨ書林があいていたので突入。小沼丹の本があったので速攻で購入した。2200円という昔だったら手が出ない価格もおじさんになった今は余裕。見た事ないやつだったし。金沢で良い本を買えて幸せ。
ベンリーズに到着すると師匠はさっきの打ち合わせで話をしたバッグの革を切り抜いていた。余った革が出ていてどうにかならないかと思ったが栞くらいしか思い浮かばなかった。しばらくしたら元ベンリーズ店長で現タフタオーナー&刺繍作家のタカさんが登場。相変わらずの元気な様子に安心した。ノリタケくんの家に行った話等をいつもの元気なトーンで一気に聞いた。今宵の一杯は野町の割り勘というお店。金沢の中心街の隣のなんかシブい場所。卒酒した師匠の車で突撃した。野町駅周辺は哀愁が漂っていて最高だった。いつか電車に乗ってみたいな。割り勘では食べたい物をオーダーした。お造り中、稚鮎の天ぷら、カニ酢、ぬた、ポテサラ、上ホルモンの生姜焼き、おでん、さつまあげ等。会話も大いにはずんで楽しかった。2時間程。ベンリ師匠にGloiniまで送って頂いて次はモリチュウさんと合流。昔はダブル師匠呑みもあったのだけれどね。近くの人気店いたるに突入。なんとタッチパネル式になっていた。びっくり。無い方が風情があっていいのだけれど。ここでもお造り、治部煮等わんぱくに食べた。美味しかったな。熱燗も呑んだのだが良いお酒過ぎてなんか違ったかな。森忠さんは23歳の時分の全員敵みたいな野犬のような僕を知っているので、色んな人と知り合って良かったねぇとすごく感慨深そうだった。てへっ。いたるの次は森忠さんの知り合いのバーに突撃。薄暗い店内は無音声でフランスっぽい映画が壁に写し出されていた。おしゃれな空間だった。スコッチウイスキーのクセつよいものをオーダーした。森忠さんはハイボール。そういえばハイボールの適量を教えてくれたのは森忠さんだったな。それぞれ1杯だけやってオシャレに終了。帰り道、途中にあったコンビニでサツマイモのアイスを買ってホテルで食べて寝た。

翌朝、ゆっくり出ようとおもったのだが急にはよ帰ろとなったので7時前に金沢を出た。高速のってすぐの徳光サービスエリアでおみやげを購入。朝ご飯も食べた。たまごかけご飯定食。小松あたりは頭上で爆音がなって車が壊れたのだとおもったが、よく考えたら飛行機だなとなった。びっくりするぜ。途中、北鯖江のサービスエリアにも立ち寄った。ここでもおみやげ。まぁマノちゃんから怖い顔で食べもの以外のおみやげを買って来てと念をおされていたので、保険としてもう1つ買ったってやつ。エチゼンクラゲの小さなキーホルダーにした。金沢往復8時間ほど。バクタロウと一体になったような場面もあってナイスドライヴィンだった。また行こ。