鞆の浦
毎年恒例年末の旅は姫路で焼肉だぜと思っていたのだが、ホテル代と焼肉を足したらばなんとなくコストパフォーマンスが悪く感じてしまい、昨年行った香川はどうだと調べたら年末のお高いプランしかなくてお手上げ。まだどっかにないかなと調べてみたら広島の福山に良い感じのプランのお宿を発見してしまった。近くにはポニョのモデルになった鞆の裏もあるそうだった。尾道も近いやん。広島は高校生以来行ってないからなということで行くことにしたのは12月の真ん中あたり。
8時頃に三田を出発。山陽道は赤穂の通行止めも終了していて順調に西へ走ることができた。
岡山を過ぎたあたりで渋滞発生。ナビでは5分で抜けることができるとなっていたが、渋滞に突入するとそんなレベルではなかった。10キロ少し超えた渋滞はなかなかだった。こういう皆が大移動する時はなんかあるよね。数年前も同じ山陽で渋滞があった。
初めての福山は大きな町という印象。あと陽射しとか植物がなんとなく濃い色をしているというか。瀬戸内の風土かな。見慣れない地元チェーンみたいなお店もあって良い感じだった。いつものごとく大型商業施設に突入。ご当地感ゼロのこの感じ。マノちゃんがクレゲしたいというこの数年の恒例の動き。結局、僕がトムとジェリーのジェリーをゲットするという。ヨウタロウは不発だった。腹減りが限界にきていたので施設で食べるかとなったがご当地感がなかったので、無しにしてご当地寿司チェーンのしまなみという店に行った。ここがとても美味しかった。そりゃそうという値段はするけれど。武庫之荘にもあったよね廻鮮寿司。あの感じ。
食後は鞆の裏へ。市内から2、30分ほど。年末の観光地なので混んでいるかと思っていたがそうでもなくて多からず少なからずで丁度良い感じだった。穏やかな港町の風景が素晴らしかった。趣のある建物、入り組んだ路地、海風。事前に調べていた対潮楼というお寺にも向かった。路地を抜けて階段をあがるあのムーブ。朝鮮通信使が絶賛した有名な風景はとても見事だった。作ったかのような景色というか。仙酔島と弁天島がぽっかり浮かぶ風景よ。ヨウタロウは教科書で見た風景だとちょっと興奮していた。お土産は保命酒という薬膳酒を何本か買った。あと駐車場近くのお土産物屋でも色々。お店の方と地元の方のバスの時間云々のやりとりがとても良い感じだったな。宿はここから車で10分程。海沿いのみかど別館という旅館。女将さんがぱーっと明るくて気さくで元気で素敵だった。食事の時間までお風呂2回、のんびりと出来て最高だった。館内には自販機がなかったので、電話でビールをお願いしたら瓶ビールを持ってきてくださった。これもオールドスタイルというか良い感じだった。3本お願いして冷蔵庫にいれておいたら良かったかな。これは次回からそうしよう。部屋から見える海の景色も穏やかで良かったな。食事は年末特別のふぐプランだった。テッチリ、小鍋、唐揚げと大満足。前菜やお造り盛り合わせも地魚でとてもとても美味しかった。鰆とアコウと鯛。料理旅館だけあって素晴らしかった。追加ではアメリカの大統領も食した牛ステーキをお願いしたのだがこちらも美味しかったし、温泉旅館価格ではなかった。すばらしいやね。有名温泉地なんかの旅館だったらあと5万円はアップしただろうって感じ。いやほんと。また絶対に来たいとなってしまった。次回は別注でお造りをめちゃくちゃいっぱいお願いしたいな。イヤになるくらい食べさせてもらおう。お酒はそないにのまずで瓶ビール2本と日本酒の冷をちょいと。